ダウンタウンのコンドミニアムに落ち着くと程なく、私達の家探しが始まりました。
日本で家を探す場合、街の不動産業者に物件の紹介をしてもらうか、“週間CHINTAI”や
“週刊住宅情報賃貸版”等の不動産情報誌で探す方法が通常なのですが、カナダでは、基本的に
不動産業者が取り扱うのは不動産物件の売買のみ、賃貸住宅の場合は、新聞や情報雑誌の広告(AD)
の中から気に入った物件を探して、直接貸主に電話で交渉する 、、っと言う極めて煩雑な作業
を強いられていたのした。
おまけに、相手はカナダ人とですから、交渉は英語で話さなければならないのでなおさら大変です。
それでも私は、当初、“夫の留守中、一人ぼっちになるのを配慮して、安全の為にもダウンタウン
のコンドで住む方が良いのでは?”っと言う外野の忠告などに耳も傾けず、憧れのカナダライフ
をエンジョイする為、自然に恵まれた、素敵な家を見つけ様と大きな夢を膨らませていました。
此処で、バンクーバーの地理 Mini知識
mmmmmmmmmmmm
上の地図で、
まるで動物の横顔の様な形(中国人たちはこれを縁起のいい“竜の姿”と見立てていた様ですが、)
その耳の付け根の部分が、多くの日本企業や外国企業が点在するダウンタウン、
此処は観光客の為のホテルやレストラン、ショッピングモール等が集中していて、バンクーバー市の
商業の中心地です。
鼻先のグリーンの処がUBC(University of British Columbia)ブリティッシュ・コロンビア大学
があり、中央の縦のラインMain Street(メイン通り)を挟んでバンクーバー市は右のEast Side
(東サイド)と左のWest Side(西サイド)に区切られ、地図の上部からAvenue(並木道)の番号が
1〜73と下方に向かって数字が増えて行くのです。
中央(R)99とマークが入っている、丁度竜の目のあたりがShaughnsessy(ショーネシー)、
日本では考えられない様なテニスコートや屋外プール(中には屋内プールもある)を持つ広大な邸宅
(マンションと言う)が立ち並ぶ最高級市街地です。
左下がバングーバー国際空港のある島で、その右が、市全体が中国と言われるほど中国人たちが
多く移住しているRichmond(リッチモンド)市。
げんを担ぐ彼等はこの市の名前が大層気に入って此処に多く移り住んだと言われています。
この様に香港からの移民が多い事で、バンクーバーは別名、ホンクーバーとも言われている程です。
そして、地図上部、
ダウンタウンから車で30分程でアクセ出来る3つのスキー場を後方に配す、山の麓にある、カナダ
らしい自然に恵まれた右のNorth Vancouver(ノース・バンクーバー)市と左のWest Vancouver
(ウエスト・バンクーバー)市。
ウエストバンには山の傾斜に沢山の邸宅が建ち並ぶBritish Property(ブリティッシュ・プロパティ)
と言う美しい地域があり、其処から眺めるバンクーバーの景色は正に絶景です。夜景は更に素晴らしい!
ナント、其れが自宅の居間から(以前、テニスコートを借りた、中国人の友人の家には、眼下を
見下ろせる場所にジャクジーがあった)望めるのですから超贅沢!正に別世界、羨ましい限りです。
日本と同様、その様な住宅地はとてもとても庶民の手の届く存在ではなく、当然、賃貸物件も希少
で高額、私達には全く無縁のものでした。
、、っという訳で、取り敢えず、
治安と街並みの良さで人気のある Granville St.(グランビル通り)以西のバンクーバーWest Side
を集中して探す事になったのです。 しかし、基本的に賃貸住宅物件が市場に現れるのは稀で(一般的に
一戸建て住宅は売買の取引対象となり、賃貸はコンドミニアムに多い様です。)
いわんやダウンタウンに近い便利な場所で、私達の気に入る家を探すのは至難の業だったのです。
House Hunting Part 2 に続く!
House Hunting Part 1